参考文献

アジアの「コメ」「稲作」「棚田」に関する書籍

とくに個人的に良かった、ためになったと思うものには をつけました。

写真集『アジアの棚田 日本の棚田』

『日本の棚田百選』
書籍 著者・編者 出版社  発行年 備考

日本の棚田
中島峰広 古今書院 1999年
棚田の起源、分布と地形、形態と特質、灌漑施設と水利慣行、機能、耕作放棄、保全の取り組み、棚田オーナー制度について、などなど。棚田について総合的な知識を得たい人には、バイブル的な存在である。

百選の棚田を歩く
中島峰広 古今書院 2004年 棚田ネットワークの代表でもある著者が、全国の「棚田百選」に選ばれている棚田と、静岡県松崎町石部、京都府伊根町新井棚田を足で歩いた紀行文。全部で48地区の棚田を取り上げている。

棚田の謎
田村善次郎
TEM研究所

発行:OM出版
発売:農文協

2003年
「千枚田はどうしてできたのか」その謎に迫る。石川県輪島市白米と三重県紀和町丸山の2ケ所の千枚田の調査報告。写 真とイラストが豊富でわかりやすい。

縄文文化と日本人
佐々木高明
講談社学術文庫
2001年
「日本基層文化の形成と継承」というサブタイトルがついている。縄文文化から、日本文化論を展開する。

日本の米
富山和子 中公新書 1993年
『水と緑と土』の著者が、日本人が米作りを放棄すれば、環境も文化もアイデンティティも失うと警告する。

幻の 長江文明
良渚遺跡への旅
稲森和夫
梅原猛
林義勝
PHP研究所 1995年
最近中国の考古学の発展により、稲作に関連した遺跡が数々に発掘されているが、この本は、良渚遺跡と長江文明の意義について書いてある。

長江文明の曙
梅原猛
厳文明
樋口隆康
角川書店
2000年
長江文明と、稲作の起源、日本文化との関係。対談集。

長江文明の発見
徐朝龍
角川書店
1998年
長江流域の考古学的調査が進み、長江文明の存在が明らかになってきた。稲作を主とした、かなり成熟した文明だったらしい。

坂折棚田
伊藤憲男 岐阜新聞社 2002年
棚田百選にも認定されている、岐阜県恵那市坂折棚田の写 真集。四季の風景を丹念に追った力作。

棚田の四季
平松純宏 グラフィック社 2002年
日本の風景をテーマに撮っている写真家平松氏の棚田の写 真集。

新特産シリーズ
赤米・紫黒米・香り米
猪谷富雄 農文協 2000年
赤米・紫黒米・香り米 、いわゆる「古代米」についての、特徴や、歴史がわかりやすく書いてある。

米のはなし 1 2
横尾政雄 技報堂出版 1989年 米について、数人の執筆者によって書かれた本で、簡潔にまとめてあり、初心者にはわかりやすい内容だ。

棚田の学校 講義録集
棚田ネットワーク 棚田ネットワーク 2001年
2002年
棚田ネットワークが主催する「棚田の学校」の講義録。いろんな人が棚田について語っている。
米の民俗文化誌 窪寺紘一 世界聖典刊行協会 1993年 「米」「稲作文化」をしることは「日本」「日本文化」を知ることになると、著者は語る。
米、再考
コメは世界の主食です。
満田久輝 集英社 1993年 コメの貯蔵技術について詳しい。

棚田
ふるきゃらネットワーク編 講談社 1996年 ふるさとの千枚田・棚田の写真集。

森と田んぼの危機
植物遺伝学の視点から
佐藤洋一郎 朝日新聞社
朝日選書637
1999年 水田の生態系はどう変化したか。混作の知恵・多様性への提案。森と水田の調和を守る。

たんぼ
ジョニ−・ハイマス NTT出版 1994年 「めぐる季節の物語り」写真集

魚と米の食文化
日本食を支えた海の幸・陸の幸
長崎福三 舵社 1996年 日本食における米と魚について

アジア稲作文化と日本
諏訪春雄・川村湊編 雄山閣 平成8年 アジア稲作の起源と長江文明について、日本・韓国・中国の稲作起源神話など

稲とはどんな植物か
コメ再考
佐藤洋一郎 三一書房 1995年 日本の稲が、アジア全体の稲の中ではどういうところにいるのか?

日本文化の基層を探る
ナラ林文化と照葉樹林文化
佐々木高明 日本放送出版協会
NHKブックス667

1993年

日本基層文化の形成。稲作について

コメの人類学
日本人の自己認識
大貫恵美子 岩波書店 1995年 日本人のコメに対する考え方。コメは、一歩間違うと、国家主義、国粋主義に利用されるという話

日本文化の起源
佐々木高明
森島啓子編
講談社 1993年 遺伝学から見た稲の伝来と稲作文化の受容。遺伝学という新しい方法を取り入れた起源論
熱帯稲作ハンドブック 国際農林業協力協会   1992年 稲の種類と分類

日本人にとっての米
大内力・佐伯尚美 家の光協会 1996年 いろんな立場からコメを語る
稲作の起源を探る 藤原宏志 岩波書店
岩波新書554
1998年 水田稲作の発祥・伝播について、今何がわかっているか。 プラント・オパール法をわかりやすく解説
コメ食の民族誌 福田一郎・山本英治 中公新書 1993年 コメ食は、ネパール・雲南の各民族にどう浸透し、影響を与えているのか? コメ文化の伝播について。
アジア型有機農業のすすめ 現代農業編集部   1994年 雑誌「現代農業」臨時増刊

稲のきた道
佐藤洋一郎 裳華房 1992年 稲のきた道を遺伝子から探っていく

コメをどう捉えるのか
高谷好一 日本放送出版協会
NHK BOOKS 602
平成2年  

どうしてもコメの話
井上ひさし 新潮文庫 1993年 稲作と農業問題を分かりやすく解説
中国の旅から
雲貴高原の稲作伝承
伊藤清司 日本放送出版協会 1985年 少数民族の稲作文化
日本のコメはどこから来たのか 渡部忠世 PHP研究所 1990年  
稲からみたアジア社会 祖父江孝男 放送教育新興会 1988年  

稲作文化
上山春平・渡部忠世 中公新書752 1985年 アジアの稲作について
雲南の照葉樹のもとで 佐々木高明 日本放送出版協会 1984年  
南島の稲作文化 渡部忠世・生田滋 法政大学出版局 1984年  
稲を伝えた民族 萩原秀三郎 雄山閣出版 1987年 中国ミャオ族と日本人の関係

日本人の起源の謎
山口敏監修 日本文芸社 1997年 日本人の起源をめぐって、数人のライターが纏めた。現段階における起源論を網羅している

ドキュメント・日本の米づくり
野村雅義 筑摩文庫 1992年 百姓から見た稲作と農業問題を分かりやすく書いている
稲のアジア史・3」
アジアの中の日本稲作文化
渡部忠世ほか 小学館 1987年  

アジア稲作文化への旅
渡部忠世 NHKブックス523 昭和62年  

モチの文化誌
阪本寧男 中公新書947 1989年 アジアのモチ食文化圏について

コメの話
井上ひさし 新潮文庫 1992年  

日本の米
風土・歴史・生活
持田恵三 筑摩書房 1990年 歴史について詳しい
瀕死の日本農業 河野修一郎 講談社 1995年 コメだけではなく、日本の農業全般 について

日本の米
富山和子 中公新書1156 1993年 水を巡る話。おもしろい内容

コメを考える
祖田修 岩波新書
(新赤版)57
1989年  
水がつくったアジア
風土と農業水利
真勢徹 家の光協会 1994年 水利についての、かなり学術的な本

ライスブック
  JICC出版局
別冊宝島12
昭和54年 コメ全般について
稲のアジア史・第2巻
アジア稲作文化の展開
渡部忠世 小学館 1987年  
水田ハ地球ヲ救ウ 本田幸雄 家の光協会 1982年  
稲の大地・稲の道からみる日本の文化 渡部忠世 小学館 1993年  

どう動くアジアのコメ
(日本農業の動きNo.108)
農林統計協会   1994年 アジアのコメについて

日本人の起源
埴原和郎編 朝日新聞社  
朝日選書517
1994年 稲作文化について。日本人はどこからきたか
データブック
世界の米
小田紘一郎 農文協 1991年  

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